社内SEを募集している企業がITエンジニアに求めている事

私もそうですがSierのベンダーSEから社内SEへの転職を考えているエンジニアの人も多いと思います。

その時に考えたのが社内SEを募集している会社が、ITエンジニアにどんな事を求めて募集をしているかでした。それが具体的に描ければ、面接での応対や職務経歴書の書き方もそれに対応した内容で応えたり、記述が出来るはずです。

今は私は社内SEとなり、募集する側の立場から求めていることを書いてみたいと思います。

企業が社内SEを募集する時にITエンジニアに求めている事

今、私が募集中の社内SEに求めているのはこちらの6点です。

企業の規模や業種あるいは状況によって異なっていると思いますが、概ねこの6つに集約されると思います。

（1）技術スキル

システムエンジニアとして最も求められるスキルです。IT業界意外ではITシステムに関する知識は多くの場合、不足しています。それを社内で充足しようとするのが募集の大きな理由です。

主に
プログラミング言語やシステム開発に関する豊富な経験と知識、
サーバー管理やネットワーク構築などのインフラストラクチャのスキル、
データベースの管理やクエリの最適化関する知識
となります。

（2）問題解決能力

システムやプロジェクトに関するトラブルシューティングや問題解決のスキルです。

社内のシステム全体を把握し、システムトラブルが発生した場合の影響範囲を迅速に捉えると共に原因分析を行い早期の復旧を行います。
また根本原因を探り今後は同様の障害が生じないように予防処置まで行うことが求められます。

（3）業務改善提案

現行の業務の効率化させる為の提案するスキルです。

現行の業務とデータの流れを把握し、無駄や非効率や誤りが生じそうな箇所の改善をシステム面から実現する提案を行います。これまでの開発経験や新しい技術やツールを迅速に理解し、適用できる能力が求められます・

（4）プロジェクト管理

プロジェクトの進捗管理やタスクの優先順位付けなどの基本的なプロジェクト管理スキルです。

新しい業務システム開発や現行システムの改修など、常にプロジェクトは動いています。
それをスケジュール通り、障害無く遂行する管理スキルを求めます。

（5）セキュリティースキル

システムやデータのセキュリティに関する理解と対策のスキルです。

企業で扱うデータは個人情報や会社の機密情報等の秘匿性の高いデータが殆どです。それを守る為のセキュリティー知識も重要度はとても大切になります。

（6）ユーザ対応・コミュニケーション能力

関係者との円滑なコミュニケーションと、ユーザーからの要望を理解し実現できる能力。

社内SEとなると自分が担当するシステムのユーザは社内の社員が多くなります。また会員向けサイト等を運営する会社ではお客様も社内SEと言えエンドユーザとなります。

そのユーザからの問い合わせに応え、要望事項を正確に把握しシステムに反映させる能力です。

打ち合わせ、メール、電話でユーザの言いたいことを正確に把握し理解する。それをユーザと認識合わせて回答、実現する人とのコミュニケーションスキルがとても重要です。

これらの要素はあくまで一般的な傾向であり、今私が求めている社内SEの姿です。

社内SEを募集している企業は多く、その具体的なポジションや企業の要件によって異なることがあります。

求人情報や企業のウェブサイトで、具体的な要件や期待されるスキルを確認することが重要です。

多くの企業が求める姿をイメージするためにも社内SEを得意とエージェントに相談する事をお勧めします。