以前の記事でベンダーSEと社内SEの違いについて書きました。
そして前回はベンダーSEの良いところを書きましたので、今回は社内SEの良いところについて書きたいと思います。
私は20年以上ベンダーでSEとして働いた後、社内SEへ転職しました。
その経験から感じた、社内SEの魅力は次の3つです。
- ユーザーの意見や反応がダイレクトに受けられる
- スケジュール調整・仕様調整がしやすい
- 会社全体のITを把握するやりがいがある
最近はDXやクラウド化、AI活用の流れにより、社内SEの役割も大きく変わっています。
その点も含めて説明していきます。
ユーザーの意見・反応がダイレクトに受けられる
私が感じる社内SEの最大のメリットは、
ユーザーの意見や反応を直接受けられることです。
社内SEの場合、ユーザーは社内の社員です。
そのため、
- 開発中の要望
- 運用開始後の評価
- 改善の提案
などが直接自分に届きます。
ベンダーSEの場合は、
顧客 → 担当者 → 営業 → PM → SE
というように間に人が入ることが多く、
本当の意見が見えにくいことがあります。
しかし社内SEでは、
「ここ使いにくい」
「この機能便利だった」
「これで仕事が早くなった」
といった声を直接聞けます。
悪い評価もありますが、
それは「もっと良くしたい」という現場の本音です。
実際に使う人の声を聞きながら改善できるのは、
開発者として非常にやりがいがあります。
また、
- システムのおかげで業務が効率化した
- 作業時間が短縮できた
- ミスが減った
と言われたときは、本当に嬉しいものです。
社内SEは、成果を実感しやすい仕事だと思います。
スケジュール調整・仕様調整がしやすい
ベンダーSEと社内SEの大きな違いの一つが、
調整のしやすさです。
ベンダーの場合、
- 納期
- 契約
- 見積
- 追加費用
などが絡みます。
例えばリリースを1週間延期するだけでも、
- 顧客担当者との調整
- 営業との調整
- 契約条件の確認
などが必要になり、簡単には変更できません。
請負契約の場合は、
納期遅延が会社間の問題になることもあります。
そのため無理なスケジュールでも進めることが多く、
長時間労働やストレスの原因になります。
一方、社内SEの場合は調整先が社内です。
もちろん簡単ではありませんが、
- 同じ会社の社員
- 同じ目標を持つ仲間
なので話がしやすいです。
また最近は、
- DX推進
- クラウド移行
- セキュリティ強化
- AI導入
など、長期的なプロジェクトが増えています。
そのため社内SEは、
短期納期よりも
継続的に改善する仕事が多い
という特徴があります。
結果として、
- 無理な納期が少ない
- 調整しやすい
- 精神的負担が少ない
と感じています。
もちろん予定通り進める努力は必要ですが、
ベンダーより働きやすいと感じる人は多いと思います。
会社全体のITを把握するやりがいがある
社内SEは、自社のシステム全体を見る立場になります。
- 基幹システム
- 業務システム
- ネットワーク
- クラウド
- セキュリティ
- SaaS
- AIツール
など、会社のITすべてに関わることも珍しくありません。
最近は特に、
- Salesforce
- AWS / Azure
- Microsoft365
- Google Workspace
- AIサービス
などを組み合わせて使う企業が増えています。
そのため社内SEは、
会社のIT基盤を設計・管理する役割
になっています。
責任は大きいですが、その分やりがいもあります。
自分が担当したシステムが、
- 全社員に使われる
- 業務の中心になる
- 会社の利益に貢献する
こういう経験は社内SEならではです。
また社内では、
「ITのことならあの人」
と頼られる存在になります。
これはベンダーではなかなか感じにくい部分です。
自分の仕事が会社の運営に直結している。
この実感が、社内SEの大きな魅力だと思います。
まとめ|社内SEは安定して長く働きたい人に向いている
社内SEに転職して感じた良いところは次の3つです。
- ユーザーの反応を直接感じられる
- スケジュール調整がしやすい
- 会社全体のITを支えるやりがいがある
もちろん、
- ベンダーSEが向いている人
- 社内SEが向いている人
それぞれ違います。
ですが、
- 長く働きたい
- 落ち着いて仕事したい
- 会社に貢献している実感が欲しい
という人には、社内SEは非常に良い選択だと思います。
もし社内SEへの転職を考えているなら、
社内SEに強い転職エージェントに相談してみるのもおすすめです。
社内SEは求人が少なく、
一般公開されていない求人も多いからです。
実際に私も、エージェントを利用して社内SEへ転職しました。
無理に転職する必要はありませんが、
一度情報を聞いてみるだけでも視野が広がると思います。
