ITエンジニアが転職する時に作成する書類は2種類。履歴書と業務経歴書です。
ここでは履歴書について記入すると良いポイントについて実際に私が作成したときと反対に採用する立場の現在で書きます。
履歴書の目的
まず履歴書の目的ですが、応募する会社に自分の事を紹介する事です。
学歴や職歴を記入し、現在の自分のアピールを記入し、同時に提出する業務経歴書に続けます。
これまでの業務経歴や経験をアピールしたいと言って業務経歴書だけに力を入れるのでは無く、履歴書にも力を入れてください。履歴書の記載の仕方で書いた人の性格が表れたりします。
誤字脱字があれば仕事の質が見えますし、文章の言葉遣いでその人の丁寧さも見えたります。
様々なサイトで書き方の基本的な書き方はあります。基本的な記載の注意点、記載方法をそれらのサイトにお任せし、私はITエンジニアが転職する時に必要な記載箇所について書いて行きます。
学歴・職歴のポイント
学歴、職歴で先ずは自分のこれまでの経歴を紹介します。職歴の詳細は業務経歴書にも記述するので業務経歴書も見たい。と思われるような物を作成します。
まず学歴ですが、海外留学経験があれば記載してください。ITシステム開発系で英語が出来るシステムエンジニアや、中国語が出来るシステムエンジニアの需要は高いです。
同様に職歴で海外赴任経験があればそれを記載し、海外向けの部署にいた場合もそれは記載してください。必ず興味が引かれます。
また一般的な職歴の書き方として「システム開発業務に従事」と書くよりも「製造業向け販売管理システム開発業務に従事」のような具体的な開発案件が分かる書き方の方が良いです。やはりここで相手に業務経歴書も読みたい。と思わせる為に、具体的な記載にします。
資格
資格もアピールの重要な要素です。
公的な情報処理技術者資格は所有している物はすべて記載してください。古くても大丈夫です。
また情報処理技術系で無くても、業務直結するような資格は記載した方が良いです。簿記のような会計系の資格やマーケティング系の資格は十分使えますのでIT系で無いと決めつけず、様々な業務に直結する資格は記載してください。
上でも書きましたが、英語などの言語系の資格や、TOEICのスコアも書きましょう。
もう一つ、失効していても「取得履歴」を記載するのも必要です。
代表的なものがPMP。これは失効していても書いた方が良いです。プロジェクト管理を理解し行っていた証明になりますので失効していても記載してください。
志望動機欄 本人希望欄
志望動機、ここでは志望動機と言うよりも、如何に自分が御社の役に立てるか、御社の業務にマッチしているかをアピールする事を主眼に書くと良いと思います。
「これまで多く経験したスマホアプリ開発が御社の開発の中で生かせると思い応募致しました。」
といった書き方が良いです。参考にしてください。
本人希望欄はどうしても譲れない事だけ書きましょう。希望だからと言って細かい事まで書く事はせず、自分の転職目的を考えてどうしても叶えたい事を記載します。
希望だけれども、面接時での条件提示で変更も可能になるような事は記載しなくても良いと思います。
履歴書は最初に会社が触れる自分の情報になります。
できるだけ丁寧に、誤字脱字が無く、そして自分を分かっていただいて、会ってみたいと思わせるように書きましょう。