IT系の職業と言っても関係する会社、業界によりとても沢山存在します。
それぞれ分類しました。
IT系に興味が有る人や、現在IT系に従事していて今後のスキルチェンジを考えている人の参考になればと思います。
大きく分けて5分類
様々な分類方法、観点があると思いますが、私が考えるIT系の仕事の種類は大きく分けて5つになります。
(1)コンサルタント・営業
(2)システム開発技術者
(3)運用・保守技術者
(4)インターネット関連
(5)データサイエンティスト
それぞれの中でもいくつもの職種に分類されます。それぞれ簡単に説明して行きます。
コンサルタント・営業
(1)システムコンサルタント
企業や団体と言ったユーザからの依頼を受けて業務をIT化する、または現在稼働中のシステムをより良く再開発したいといったときに、対象業務を分析して最適なシステム化方法や手段を提案する職業です。コンサルタント会社が担当する事が多いですが、ITベンダーでも対応行っています。
(2)導入コンサルタント
サービス提供会社が自社サービスをお客様に導入する為の手助け、提案をする職種になります。クラウドサービス導入が増え、自社用に専用システムを開発するのではなく、クラウドサービスを利用する事が増えてきた事で増えてきています。クラウドサービス提供会社が、ユーザの業務を如何に自社サービスに適用して、効率化するかをユーザ企業に提案し、導入、活用まで支援する職種です。
(3)システム営業
業務のシステム化、改修を計画中のお客様に対し開発方法、方式等を提案し、見積、受注までの主に行う営業職です。提案に際してはシステムコンサルタント的な要素も多く含まれます。受注から運用開始となるまでのフォローも大事な仕事となります。
システム開発技術者
(1)プロジェクトマネージャー
ITシステム開発プロジェクト全体の管理を行い、関係するユーザ、開発会社、プロジェクトオーナー間の調整を行います。定められたプロジェクトの目標を達成する為に品質、コスト、スケジュールの管理調整を行い成功に導く職種です。
(2)プロジェクトリーダー
プロジェクト内でプロジェクトを進行させて行く職種です。プロジェクトでの開発業務や機能に応じて複数人置かれます。人員調整、スケジュール調整、業務調整等を行います。小規模プロジェクトではプロジェクトマネージャーが兼務する事が多いです。
(3)システムエンジニア
開発するシステムを設計する職種です。目的の業務を分析して機能に落とし込んで、プログラムの設計を行う職種です。開発する業務に特化したエンジニア、ツールに特化したエンジニア、業種に特化したエンジニアなどに分けることも可能です。
(4)プログラマ
システムエンジニアによって設計された設計書に準じてプログラミングを行います。コーディング⇒テストまでを担当します。開発するプログラミング言語の知識が必要となる職種です。対応できるプログラミング言語、デバイスが様々で開発業務で最も人を必要とする職種です。
(5)サーバエンジニア
システムを構築するサーバを構築する技術者です。Windows、UNIX、LINUX、汎用機、そして最近ではクラウド上のサーバの様にどのサーバを基盤としてシステムを構築するかで異なってきます。
(6)データベースエンジニア
システムを構築するに当たり必要となる、データベースの構築設計から構築、運用まで担当する技術者です。Oracle、SQLServer、MySQLのデータベースの構築設計や、バックアップなどの運用設計、チューニングまでを担当します。
(7)ネットワークエンジニア
現在の企業ではネットワーク無しでは何もできません。社内をネットワークで結ぶ、拠点間をネットワークを結ぶ、ホームページをインターネットに公開するといった場合にはネットワークの設計構築が不可欠です。この設定、構築を行うのがネットワーク技術者になります。ネットワークの知識に加え、セキュリティー面での知識が求められる職種です。
(8)テストエンジニア
システムを稼働させるには、出来上がったシステムがユーザの要求要件を満たしているか、また機能として誤りは無いか、正しく業務が遂行できるかと言った観点のテストが必要となります。ユーザでテストを行う事が必須ですが、その支援を行う技術者です。資料を読み込んでテストの計画、設計、実施を行います。
運用・保守技術者
(1)カスタマーエンジニア
システムの運用保守の為、お客様からの問合せ対応、機器の修理などを行う技術者です。
(2)社内SE
自社内において、自社で運用しているシステムの運用や保守、機器の管理、開発会社と自社利用部門との調整を行う職種です。システム構築全般や運用保守など幅広い知識が必要となります。
(3)セキュリティーエンジニア
コンピュータシステム全般、及び社内の情報保護、個人情報保護の為の調査、分析、提案、実装を行う職種です。セキュリティーに関する幅広く、深い知識が必要となります。
インターネット関連
(1)WEBデザイナー
ホームページやサイトの設計を行う職種です。そのページの印象、更にはそのページのオーナーとなるユーザも決めてしまう重要な職種です。IT知識だけでなく、デザイン、色彩、ユーザインターフェースなどの知識が必要となります。
(2)WEBマーケーター
Webサイトの運営から、見込み客を集める集客活動を立案、運営、見直しを行い、見込み客へのアプローチを行っていく職種になります。
データサイエンティスト
データの解析・活用で最近注目を集めている仕事です。
目的に応じたデータを収集、分析を行います。依頼者の依頼に応じてデータを集め解析し、現在の状況を正確に把握し、次なる手を打つ為の予測を行います。
ビッグデータを活用し会社の為、社会の為に次のアクションを実行するための準備をします。
まとめ
IT系と言ってもこれだけ、いえこれ以上に沢山の仕事があります。
そしてそれぞれが人材不足の状況です。
これからIT業界を目指す人も自分が興味ある仕事、得意な分野を見つけてトライしてください。
はじめてIT業界を目指すなら無料でカウンセリングが受けられるところもあります。
先ずはこちらで自分の興味を確認して、可能性を見つけてみましょう。