30代のシステムエンジニアに必要となるスキル

　私がシステムエンジニアとして働いてきた経験から、システムエンジニアが成功するため30代で身に着けておいた方が良いと思ったスキルがあります。

何が必要と感じたか書いてみたいと思います。

システムエンジニアとして成功する為に

30代になるとプログラマや初級システムエンジニアの枠を出て、本格的なシステムエンジニアとしてのスキルが必要となります。

これからのキャリアの中でシステムエンジニアとして成功し、40代以降で安定した仕事と収入を得る事に直結します。

これらのスキルは、IT特にSier業界で自分の競争力を維持し、成長するために役立ちます。

全てに関して深く知識を得る事は難しいと思います。いくつかは深く専門家レベルに。そしてその他は基本的な知識を知っていれば良いと思います。

わたしが考える必要知識は以下になります。

1つ以上の主要なプログラミング言語について深く理解し、実用的に使用できることが必要です。

特に今後も継続利用されるであろうJava、Python、JavaScript、C#等の言語が使える事は武器になります。

システムを稼働させる為の環境知識です。

特に現在はクラウド上に環境が構築される事が多いです。

主要なクラウドプロバイダ（AWS、Azure、Google Cloudなど）を活用したクラウドベースのアプリケーションの設計、開発、デプロイメントに関する知識が必要です。

またSaasシステムを組み合わせてのシステム構築も今後必要なスキルとなります。

フロントエンド（HTML、CSS、JavaScript）、バックエンド（サーバーサイド言語、データベース）、およびサーバーインフラストラクチャ（Docker、Kubernetesなど）に対する包括的な知識が求められます。

リレーショナルデータベース（RDB）およびノンリレーショナルデータベース（NoSQL）の設計、運用、最適化に関するスキルが必要です。

システムに応じて適切なデータベースを選択、構築し運用を行います。

セキュアなシステム設計とセキュアな運用を意識したシステム構築を行います。

システム外部からの攻撃を防いだり、内部のセキュリティー事故を防ぐ策を講じる知識が必要となります。

ソフトウェア開発を支援するツールやフレームワークを理解し適切に使う事が、効率的なシステム開発や管理に役立ちます。

現在は特にアジャイル開発が重要視されます。アジャイル開発方法論（Scrum、Kanbanなど）を理解し、顧客と協力した開発サイクルと開発運営を実現するスキルを身に着けます。

顧客とのコミュニケーションと開発プロジェクト内で効果的にコミュニケーションをとるスキルを磨き、プロジェクトの進行を円滑に行うことが必要です。

これらのスキルを磨き、経験を積むことで、30代のITエンジニアはキャリアの成功をより確実にすることができます。

そしてIT業界は急速に変化しています。新しいテクノロジーや対応するために、継続的な学習と今後のトレンドをつかむ事も忘れないようにしましょう。