40代システムエンジニアであった私が社内SEに転職した理由

転職
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私は50歳の時に独立系システム開発会社から人材サービス系会社の社内SEに転職しました。

その理由や方法を数回に分けて書こうと思います。

転職前の経歴

 最初にですが簡単な経歴紹介です。私が最初に勤めていたのは社員数が150人程の中堅システム開発会社で、大手ベンダーと直接取引できるレベルの技術力、開発力はある会社でした。実際、私もメーカー系ベンダーとの契約が殆どで開発ベンダーのリーダーとして、また社内ではマネージャーとして働いていました。

 その会社で20歳から約30年間働き、49歳にして転職を考えたのはその先の仕事の仕方と自分の生活、時間を考えたところが大きかった理由です。

転職した理由

 システム開発で多々見られるプレイングマネージャーとして、勤務が遅くなることが多く、残業2時間は当然だという世界で、更にマネージャーとしての仕事が増える月末には22時まで会社にいる事が殆どでした。

 そこで計算したのが、一日平均3時間の残業をするとして定年までにどのくらいの時間を時間外勤務として会社に持っていかれるのかの時間でした。管理職でしたから、残業手当が出ることはありませんでした。

 1ヵ月  3時間 × 20日 = 60時間

 1年   60時間 × 12ヵ月 = 720時間

10年 720時間 × 10年 = 7,200時間

 定年までザックリ10年として 7,200時間です。

 この7,200時間という時間、単純に日数にすると300日ですが、人は寝ている時間がありますから、1日のなかで使える時間は約16時間です。そうすると450日分も多く自分の時間を使っている事になります。10年で約1年半分です。

 これからキャリアと積み重ねても改善する事は見えませんでしたし、時間をもっと有効に、自分の時間を有効利用する事を考えて、まだ望みがあるうちにと転職活動を始めたのでした。

 また当時の会社では55歳で役職定年となり役職手当等が無くなり、一気に給与が減る仕組みとなっていました。私の場合、その頃に息子達が高校から大学生になる年齢でしたので収入の急減はどうしても避けたかったという事も大きな要因にはなりました。

検討した転職条件

 そうした理由で転職活動をはじめて転職先の条件としたのは以下の点です。

1.所得は最低限現状維持であること

2.月の時間外労働時間は40時間以内であること

3.安定した業績であること

4.役職定年の制度が無いこと

5.通勤は自宅から片道1時間以内であること

こうした条件で転職サイトを検索し、転職エージェントにも何社か登録し転職先を探し始めました。

そうして転職したのが今の社内SEの仕事です。

その内容については別に書きます。

社内SEとなった現状、やりがいも安心も得ているように思います。実感として良かったと思っています。社内SEにはその専用の転職サービスもあります。

一度話しを担当者と会って話しを聞くだけでも世界は開けると思います。

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