以前の記事でベンダーSEと社内SEの違いについて書きました。今回はそれぞれの良いところについて書いてみたいと思います。まずはベンダーSEから書いてみます。
ベンダーSEの良い点はここ
前職がベンダーSEだった私が感じたベンダーSEでよかった4点です。
- 様々な業種、業務のシステム開発に携われる
- 周りがシステム開発のプロフェッショナルだらけで勉強になる
- 最新の情報が集まりやすい
- 様々な構築技術が学べ、経験出来る
それぞれ説明していきます。
様々な業種、業務のシステム開発に携われる
システムベンダーですと色々な顧客のシステム構築を担います。
官公庁、金融機関、一般企業、店舗、学校、研究所など多種多様なシステムに関われる可能性があります。
私もベンダーの頃には金融機関のシステム開発が最初で、その後一般企業、そして官公庁のシステムまでシステム開発を担当しました。その中で普通では触れる事のない秘匿性の高い業務や、世間の仕組みとなるようなシステムに触れられた経験は仕事としても楽しく、やりがいを感じることができました。
また顧客の寄っては全国に行くこともあり、出張なども多くなります。そんなことが好きな人にも楽しさは感じられると思います。
周りがシステム開発のプロフェッショナルだらけで勉強になる
システム開発会社(Sier)の場合、自分の周りすべてがエンジニアになります。経験豊かな人や若くてもプログラミング技術に長けた人などたくさんいます。
そしてその人たち一人一人がシステム開発に関してはプロの人ばかりです。
ですので仕事の中で困ったことや、わからない事の解決は周りの人の力や助言が大いに役立ちますし勉強にもなります。
また仕事でどうして手が足りない、工数が足りないといった場合でも自社社内だけで素早く調達し解決できるもの魅力です。
最新の情報が集まりやすい
IT関連企業の場合、やはり最新の技術動向や構築のトレンドには敏感になります。
これから先、どんな構築手法が増えて、どんな構築は下火になっていくのか。ある企業が新しいサービスの提供を開始した、等。流れが速いIT業界の中で常に前を向いているはずです。
その情報は社内に共有される、または研究される所もあると思いますので、その情報を素早くキャッチする事ができます。
反対にそれを行っていないような開発会社は、取り残される、いつまでも古い技術にしがみついてしまうのではないでしょうか。
様々な構築技術が学べ、経験出来る
システム開発会社になると様々な業種を担当し、いろいろな構築技術でシステムを構築します。
今でも汎用機での開発を行っていますし、クライアント・サーバ方式、WEBシステム、スマホアプリ、クラウドシステム等様々です。
もちろん会社にもよりますが、それらの技術に触れ、学び、経験できることはベンダーに勤務することで可能になります。
開発言語についても従前のCOBOLなどから、C、JAVA、java-scriptsまで実際に生きたシステムで学んで経験できるのは貴重です。その経験ができるのもベンダーならではの経験になります。
このようにいろいろな技術を学んで、経験を積むにはベンダーSEとして働く事が非常に良い経験になります。
技術者としての基本を学んで、ベースをしっかり固めるにはベンダーで勤務することをお勧めします。